香龍(コーロン)  アーユルヴェーダ・アドバイザー/スピリチュアル・キャリア 

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VATA ヴァータ


ヴァータは3つのドーシャの中で最も支配的。動きをつかさどっています。ピッタとカパには自ら動いたり作用を及ぼす力がないのでおのずとヴァータが動く力になります。ヴァータが過剰になけらないように気をつければ、ピッタやカパがアンバランスになることもありません。しかしヴァータは流動的な属性をもつため最も不安定で、バランスを崩すと病気の誘因にもなりやすいドーシャです。以下にまとめてみました、参考にしてみてください。

ヴァータ(VATA)体質の特徴

*体格・・・痩せ型
*皮膚の特徴・・・乾燥肌
*髪・・・細く乾燥している
*眼・・・細い
*食欲・・・食は細く不安定
*好みの味覚・・・甘い、すっぱい、塩味
*口渇・・・不定
*排泄・・・便秘がち
*動作・・・早く活動的
*性格(長所)・・・活発、想像力豊か
*性格(短所)・・・落ち着きが無い、恐がり、不安定
*信念・・・変わりやすい
*記憶力・・・覚えのも忘れるのも早い
*睡眠・・・短く断続的
*話し方・・・早い、よくしゃべる
*経済状態・・・浪費家でお金は貯まらない
*体質・・・寒がりで冷え性
*適する職業・・・ダンサー、デザイナー、教育者
*かかりやすい病気・・・循環器疾患、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、神経系疾患、大腸疾患、腎臓疾患、腰痛、頭痛

【ヴァータの五感】

ヴァータ体質の人は、五感のすべてで温かさと落ち着きを感じる必要があります。

聴覚:静寂、単調な音楽、またはゆったりとした穏やかな音楽。
触覚:温めたゴマ油でのマッサージ。
視覚:明るく落ち着いた自然な暖色系の色。黄色、オレンジ、緑、青、クリーム色の組み合わせ。
味覚:甘味、塩味、酸味の強いもの、多少の辛味があるもの、栄養がありこってりとした脂っぽいもの。
嗅覚:甘くて暖かみがあり、心を落ち着ける香り。ジャスミンやラベンダーなど。

【ヴァータを増加させる要因】

*不規則な生活
*精神的な刺激過多(例えばテレビの見すぎ、コンピュータの使いすぎ、長電話)
*睡眠不足
*肉体的な激しい活動
*絶食やダイエット
*寒くて風の強い天候

【ヴァータのバランスがよいとき、悪い時、バランスを保つには】

ヴァータのバランスが取れていると、何事にも熱心に取り組み、想像力やアイデアが豊かで、気前がよく芸術的な感性を発揮して自由な発想ができます。しかしヴァータのバランスが崩れると、この特徴が不安や恐れに変わります。ヴァータが過剰なときの身体の症状は、乾いた皮膚、不眠症、関節の痛み、便秘、手足の血行不良、呼吸困難、頭痛、耳鳴り、体重減少、鼓腸、もろい爪や髪、生理痛、月経前症候群(PMS)、高血圧、です。感情的に冷淡で無関心、わがままで神経質で忘れっぽく、ぼんやりしたり非現実的で感傷的になることもあります。不安になり、理性を失って自信がもてなくなり、(ヴァータに重要な)食事も不規則になりがちで、自分の身体の状態をよく把握できなくなります。
ヴァータのバランスを保つには、なるべく感情を表に出して想像力を働かせ、恐れや不安を心から追い払います。リラックスできるマッサージをしたり、ガーデニングのように土に触れる趣味を始めるとよいでしょう。相性のよい相手は、安定した穏やかな雰囲気をもつ、強力なカパの人です。

【ヴァータ体質の人との会話】

ヴァータ体質の人と話をすると、話題がコロコロと変わります。精神的に余裕がないときほど、この傾向が強いようです。ヴァータ体質の人と話すときは、つねに相手の目をじっと見つめながら、優しくゆっくりと話しかけましょう。そうしないと相手はすぐに注意散漫になってしまいます。また人がひとつの質問に答えきらないうちに、次の質問をしてしまうのもヴァータ体質の特徴です。ヴァータ体質の人に筋の通った答えを期待するのは難しいこともあります。それはヴァータが優勢になったためにピッタの理性がなくなり怒りっぽくなっているせいでもあります。


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