香龍(コーロン)  アーユルヴェーダ・アドバイザー/スピリチュアル・キャリア 

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PITTA ピッタ


ピッタは変化をつかさどるドーシャ。食べ物の消化、新陳代謝など体内の生化学的な活動を制御しています。
またピッタは知性的なドーシャでもあり、ばかばかしいことには耐えられない几帳面な一面もあります。


ピッタ(pitta)体質の特徴

*体格・・・中肉中背
*皮膚の特徴・・・やわらかく油っぽい
*髪・・・やわらかくしっとり、若禿、若白髪
*眼・・・目つきが鋭い
*食欲・・・良好もしくは食べ過ぎ
*好みの味覚・・・甘い、苦い、渋い
*口渇・・・のどが渇きやすい
*排泄・・・やわらかい
*動作・・・中程度
*性格(長所)・・・知性的、情熱的、チャレンジ精神、リーダーシップ
*性格(短所)・・・攻撃的、嫉妬深い
*信念・・・狂言的
*記憶力・・・鋭い
*睡眠・・・短いが熟睡する
*話し方・・・鋭く批判的
*経済状態・・・中程度、贅沢品を好む
*体質・・・暑さに強い
*適する職業・・・経営者、政治家、外科医、法律家、税理士
*かかりやすい病気・・・肝疾患、胃・十二指腸潰瘍、アルコール依存症、皮膚病

【ピッタの五感】
ピッタ体質の人は、五感のすべてで冷たさと穏やかさを感じる必要があります。

聴覚:すがすがしく心地よく穏やかな音楽。フルートの音色、海や滝の音、水が流れる音など。

触覚:ココナッツ油を使い、適度な強さで加圧しながらのマッサージ。

視覚:青、緑などの寒色系の色とクリーム色。

味覚:クミン、ターメリック、フェンネル、アニシードなど冷却効果のあるハーブやスパイス。甘味、苦味、渋味。

嗅覚:クールで甘い香り。サンダルウッド、ローズ、ジャスミンなど。

ピッタを増加させる要因
*熱・・・部屋が暑すぎる、太陽に当たりすぎるなど
*空腹、不規則な食事、動揺したときや、怒ったときにものを食べる
*競争
*塩味、辛味、酸味の強い食べ物
*ピッタの時間帯(午前10時~午後2時)に運動する
*アルコール
*気を張りつめすぎる

ピッタのバランスかよいとき、悪いとき、バランスを保つ方

ピッタのバランスが取れていると、自信や勇気、知性にあふれています。しかしピッタのバランスが崩れると、この特徴が怒りや頑固さ、短期、攻撃性に変わり、ものごとを善悪だけで判断したり批判がましくなる傾向があります。ピッタがアンバランスなときの身体の症状には、消化不良、下痢、胸やけ、潰瘍、胃酸過多、貧血などの血液の病気、黄だん、皮膚病(特に湿しんやにきび)、目のトラブル(特に充血)や心臓病があります。
ピッタ体質の人は、何でも自分の思い通りに進めるのではなく、まわりとのバランスを大切にする視点をもてば、ピッタのバランスを保てるようになるはずです。機転を利かせたり駆け引きを覚えることも大切です。人間関係では、嫉妬深くなったりおせっかいを焼きすぎたりしないよう気をつけましょう。ピッタ体質の人は情熱家でもありますが、熱心さのあまりパートナーを疲れさせないように注意してください。怒りや攻撃性を鎮めて気楽な気分になるために、小さな子どもと遊んで無邪気さや温かい心を育、自然と笑えるようになることも大切でしょう。

ピッタ体質の人との会話
ピッタ体質の人は考え方も話し方も明晰で、その論点の明確さと細心の気配りから人前での演説に向いているような印象を受けます。ただし、この性格のために人にも明確な正しい答えを求めがちで、あいまいな返事には怒りをあらわにします。ピッタ体質の人と話すときは事実を単刀直入に話すようにしましょう。ピッタの人は、対抗心を燃やしやすいので穏やかな口調で笑顔を絶やさないことも大切です。親しみをこめて接すれば、ピッタ体質の人のテンションを徐々に静めることができますが、あなたまでつられて激昂してしまえば、ピッタ体質の人のかんしゃくは収拾がつかなくなります。ピッタ体質の人は決して譲歩しません。また自分の無愛想な笑い方や鋭い視線が人から攻撃的に思われていることにも気がついていません。自分ではただ素直に要点をついて話しているつもりなのです。


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